ソ ラ👫ニ ン
という若人の恋人青春映画をご紹介、レビューしていきます✍️
…とその前に、ソラニンというタイトルを聞いて「ソラニンってなに?」という疑問を持つ方がいると思うのでご説明します。
ソラニン・・・ナス科植物に含まれるアルカロイドの一種。ジャガイモの芽などに多く、食べすぎると嘔吐・めまいなどの中毒症状を起こす。
出典 小学舘
という意味なのですが、これを聞いても「恋愛映画となんの関係があるの?」と思われても仕方がありません。
勿論、この映画は恋愛映画ですし、ジャガイモもそんなに重要視されてる訳ではありません。
しかし意味合いとしては合っているかもしれません。というも、このタイトルには色々な考察が飛び交っています。
ここで考察を語りたいですが、あくまで映画の評価、レビューする場なので控えさせて頂きます。
これから見る方や「見たけど意識してなかった」という方もソラニンという意味を意識して見ると大分映画の見え方が変わってくると思います。
少々前説が長くなりましたが「ソラニン」という映画をご紹介していきます。
主要キャスト
井上 芽衣子/宮﨑 あおい
秋田県出身のOA機器メーカー勤務のOL2年目で、社会に対し不平不満がありその上将来の希望や夢がなく、やりがいのない仕事や面倒な人間関係に嫌気が差し突如会社を辞めてしまう本作の主人公(ヒロイン)。
東京の片隅で恋人である種田 成男と同棲している。
種田とは大学時代軽音サークルで知り合ったことがきっかけで付き合う。
付き合って6年目で同棲は1年。種田からは「芽衣子さん」もしくは「芽衣子」と呼ばれる。
ある事をきっかけに芽衣子は「ロッチ」のメンバーに加入することになる。
種田の言動に流されやすい彼女だが
頑固者で芯の通った女性
撮影の裏話になるが、作中一番見所のギターを弾きながら歌うシーンがありプロと見違える程上手い宮崎さん。
しかし、実はギター未経験者であり、しかも歌うのは大のコンプレックスであったが、練習に練習を重ねた結果、その道のプロである人が信じられない程宮崎さんのギターの段違いの上達と、プロ並みの歌唱力を聞いて驚いたというちょっとした小話。
種田 成男/高良 健吾
音楽で売れるという夢を叶えるため福岡から東京に上京。本作の主人公。
東京の大学に入学し軽音サークルに加入後、加藤とビリーに出会い共通の趣味が合い、それを機にバンド「ロッチ」(Rotti)を結成し加藤、ビリーをメンバーに迎え入れる。
大学卒業後も音楽の夢を捨てきれず、バンドで売れるという夢を掲げながら新聞社の下請けの会社でバイトを続ける。
「ロッチ」ではギター兼ボーカル担当で、使用楽器はフェンダー社のムスタング。
芽衣子とは6年間交際しており、芽衣子から「種田」と呼ばれている。収入が少ないため1年前から芽衣子と同棲開始している。
収入が不安定の為、本気で音楽にのめり込む勇気が無く、将来の不安と焦りから苦しい生活を日々送っていた。
ある日、芽衣子に背中を押されそこで決意し、バイトを辞めたその日を境に種田は
本格的に音楽に専念することを誓う
加藤 賢一/近藤 洋一
2年留年中の大学6年生で、現在も大学に通い。容姿はメガネに小太り、あごひげが特徴的な所から「デブ」と呼ばれている。又の名を通称「加藤」。
大学時代、同じ軽音サークルの1つ年上の小谷に出会い一目惚れ。
それから小谷にずっと片思いをしてて、4年間ずっと彼女を口説き続けた結果、恋が実り念願願っていた彼女と付き合うことができた。
バンド再開後を種田に促す際
「お前についていくつもり」
「お前が本気になるのを待ってんだ」
と発言するなど、実は種田の才能を高く評価している。
「ロッチ」ではベース担当で使用楽器はフェンダー社のプレシジョンベース。
余談だが、加藤を演じたのはかの有名バンド「サンボマスター」ベース担当の
近藤洋一。ちなみに本作が初出演作品。
山田 二郎/桐谷 健太
種田たちの親友で「ロッチ」のメンバーでドラム担当。風貌は無精髭にピアス、イカつい見た目が特徴的。
本人のモノローグによれば、性格は見た目とは裏腹に女々しくて小心者。
通称「ビリー」。ビリーの由来は、小学校時代体育の跳び箱の際、ズボンが
「ビリッ」と裂けてしまったことからきている。
現在はバンドを続けながらも、実家が営む薬局で働いている。時々、薬局に芽衣子が遊びにきており他愛もない話をしている。
彼女はおらず、芽衣子とは友達だが昔から密かに恋心を抱いている。
小谷アイ/伊藤 歩
種田たちが所属していた軽音サークルの1学年の先輩。
当初その気は全くなかったが、4年間口説かれ続け押し切られる形で加藤の告白を受け入れ、加藤の彼女になる。
靴屋で店員として働いている。
頻繁に芽衣子の良き相談役となるなど、面倒見がとても良い優しいお姉さん的存在である反面、加藤の浮気疑惑や風俗通いが発覚するとビール瓶で殴るなどかなり大胆な一面があり、気が強い女性。
冴木 隆太郎/井浦 新
高校生時代の種田を音楽へと駆り立てた要因の一つのバンド「QOONELDAS」の元メンバー。一般ウケせずやむなく解散。
その後、熊谷ミュージックレコード会社の新人開発部担当に勤める。その後デモCDを送ってきた種田たちに初めて出会う。
冴木は種田たちが送ってきたCDを聞いて、聞き終わって種田たちに対し、
「今日限りで歌うことは一切忘れてくれ」と告げ、
種田たちに新人アイドルのバックバンドを組ませようとし、デモCDを無かったことにする。
楽曲自体のクオリティよりも商業性を自明の内に優先する態度に反発する種田を冷たくあしらうなど、バンド解散したことが原因で音楽をビジネスとしか捉えることが出来ず若人の希望を躊躇なく潰す。
後に、5年前に解散した「QOONELDAS」のメンバーだと種田に見抜かれる。
鮎川 律子/岩田 さゆり
大学1年生で軽音サークルに所属している新入部員。
同じサークルの種田たちより1つ年下で、加藤だけに何故かサバ川と呼ばれていることから、通称「サバ川」と名付けられる。
サークルに入った早々、加藤に「音楽を始めたきっかけは?」を聞かれて、最初は照れ隠しで「軽い気持ちの憧れでギターを始めただけ」と言うが、「本当は沢山の人に自分の歌を聴いて欲しい」という
熱い想いを告白する。
加藤とは、軽音サークルの中で一番尊敬している先輩でもあり、音楽の事をよく相談に乗ってもらったり、誰もが見てもとても仲が良いことがよく分かる。
大学卒業後は、大学在学中の時とは打って変わって別人と見違える程派手な見た目になり、自分の夢を叶える為、レコード会社の新人発掘オーディションに応募して見事入賞する。
それを機に音楽業界に歩みを進めていく。
大橋/永山 絢斗
花屋でバイトしている、大学1年生。
音楽には興味があり、中学生の頃からギターを弾いてる。
OLを辞めた芽衣子はお金には余裕があったが、仕事を辞めたので一応花屋でバイトすることになる。
次第に芽衣子と話していく内に仲良くなり共通の趣味である音楽でさらに仲が深まる。
それから芽衣子に恋心を抱くようになり、芽衣子をバイクで送迎したりして距離を少しずつ近める。
芽衣子に一度は告白したが
「今は誰とも付き合う感じじゃないから」と断られている。
芽衣子の母/美保 純
同窓会のため秋田から突然、芽衣子の家にやってきた。
会社を退職した芽衣子に対し怒鳴りつけ秋田の実家に帰ってくるように説得するが、時間を置き種田と顔を合わせ安心したこともあり、最終的には二人に任せることで納得する。
種田の父/財津 和夫
ある言葉を芽衣子に助言し、それをきっかけに芽衣子は種田のギターを引き継ぐことを決意する。
芽衣子曰く
「雰囲気が種田に似ている」
「ソラニン」基本情報
予告編(動画)
↑こちらが本作の予告編になります。
10年前の動画なので少々荒いですね😅
「ソラニン」あらすじ
以下のあらすじはネタバレを含みませんが、人によってネタバレになる可能性があるのでそれが嫌な方はここでブラウザを閉じることを推奨します🉐️
説教好きで芽衣子に好意もち
飯を誘うとする部長
後輩社員の興味のない彼氏自慢
日々のストレスが溜まる中、退屈なOL生活を送っていた芽衣子。
仕事を退職するか種田に相談したところ
種田の後押しが決め手となり、芽衣子は仕事を退職する。
大学時代に同じ軽音サークルで出会い、交際6年目を迎える芽衣子の彼氏・種田はバンドで売れる夢を抱きつつも、本気でデビューを目指すことをせず、月に2回だけ同じバンドメンバーである加藤、ビリーと集まりバンドの緩い練習をただ単にこなすしがないフリーター。
OLの仕事を辞め自由時間が増えた芽衣子は、久々に種田のバンド練習に顔を出す。
バンドメンバーの加藤とビリー、そして加藤の恋人小谷を加えたかつてのサークル仲間達と久々に会い、大学時代に戻ったような楽しい気持ちになる芽衣子。
将来の不安とフワッとした雰囲気の心地よさに包まれ、芽衣子は新たに第2の人生を送り始める。
同窓会の為、東京を訪れた母に芽衣子は仕事を辞めたことを報告する。
呆れつつ人生を真剣に考えろと怒鳴り付ける母から逃げ出し、自分の気持ちを再確認する芽衣子。
仕事を辞めた原因は、仕事のストレスからではなく、働く度になりたくない大人に一歩ずつ近づいている自分に嫌になって耐えられなくなったのが原因。
同時に種田に対する不満が爆発する。
生まれ持った才能や本気度を言い訳に音楽の想いを諦めつつ、それでも頑張って大人になろうとしている種田。
そんな種田に対してこういうこと言うのは押し付けがましいと思いながらも芽衣子はついにその思いをぶつける。
フリーター生活というぬるま湯に浸かりつつ、時間と共に減っていく人生の選択肢。
二人はそれぞれ不安の思いを抱えつつ、夢への一歩を歩き出す。
種田は仕事を辞め、夢を本気で追うために退路を断つ。種田は真剣にバンド活動をはじめ、生き方を180度変え、生き生きする種田を微笑ましく見守る芽衣子。
完成した「ソラニン」の自作CDを各社に売り込み、暫くして反応待ちの末ついに大手のレコード会社から連絡が来る。
しかし、伝えられたのは売出し中の新人アイドルのバックバンドとして歌自体には関与しない仕事だった。
メジャーデビューへのチケットと引き換えにレコード会社がパッケージングした商品としての音楽を高圧的に突きつける新人担当開発部の冴木。
「バカみたい」言葉を失う種田を代弁するように楯突く芽衣子の言葉も冴木に冷たくあしらわれる。
自分たちの楽曲が評価されていないこと、そしてビジネスとしての割り切りが現実となって現れることで種田の
熱い音楽の想いは呆気なく裏切られる。
その後どこからも連絡はなく、夢の道筋は途切れ、種田は絶望の淵に突き落とされる。
穏やかで退屈な日々が続く中、なんの前触れもなく芽衣子に別れを切り出す種田。
その場では一旦和解するものの、種田は散歩に行くといったきり姿を消してしまう。
戻ってこない種田を待つ芽衣子が改めて聴いた「ソラニン」は、まるで自分に向けられた別れの曲のように思えたのだった….
「ソラニン」感想
レビュー評価5点中/4点
今回のレビュー点数が4点ですが、悪い点から上げさせて頂きます。
悪い点というか、少しばかり物足りないなって思ったのは「ソラニン」という歌の大切さの理解を劇中で描いてほしかったです。
タイトルにもなっているし、種田が全身全霊で作った大切な一曲です。
しかし、劇中では冴木に呆気なく却下され世の中に出ることはありませんでした。
作り手側は見てる側に「ソラニン」という曲の意識付け、これが冴木に却下される前にちゃんと物語を作っておけば冴木にも怒りが涌くし、悔しい種田にも共感出来てたと思います。
あとは個人的な意見ですが、種田があまりにも受け付けませんでしたね笑
なにかも半端な男が、一丁前に一人前のことを言って責任を持たずにいざ嫌なことがあったら人のせいにして、人に八つ当たり、見てて腹が立ってしょうがなかったです😅
次は映画の良かった点ですが、ここも個人的な部分が入ってくるのですが個人的に宮崎あおいさんのファンで、宮崎さんが出ているからこの映画を見たのが理由です。
宮崎さんが可愛らしくて美人なのでファンが多くて当然ですので、今作を見始めた理由が宮崎さん目的な人は多いんじゃないんでしょうか?
勿論、宮崎さんの魅力的な所は容姿だけではありません。
女優さんですがら演技もですし、作品に対しての本気度は一つ一つ熱が籠っているから、それぞれの作品に対して別の人格の宮崎さんが演じてるみたいでさすがプロだなと思いました。
話がずれましたが、宮崎さんだけじゃなく他のキャストさんも役にピッタリ当てはまってるなと思いました。
原作はあまり詳しくないので偉そうに言えませんが「ソラニン」を見てて何事も違和感を感じることなく見れたので役者さんを抜擢した三木監督は天才だなと感心しました。
後はストーリーですが周りの口コミとかを見てみると賛否両論ありましたが、少しの差で原作通りでちゃんと作られてるという声が多かったです。
僕も見ていて話がシンプルかつ原作を予習しなくてもストーリーにのめり込める内容でした。
最近の映画は時系列がちゃんとしてないことがあり見てる側を考えさせて推理させるのが定評あります。
昔の映画はシンプルかつ話が単純なのでこういった映画をたまに見返すのは良いと思います😆
中毒性のある主題歌
今作で一番の見所は芽衣子が「ソラニン」を歌うシーンです。
紛れもなく芽衣子演じる宮崎さんが生で歌っているので、そこは一旦映画だけに一点集中して耳を澄ましてお聞きください👂️
ここであまり紹介したくありません。
何故かと言うと本編をみて楽しんで欲しいからです。
でも「そこのシーンだけみたい!」という方には以下の動画を貼っておきますので是非😆
後は、主題歌の元となる「ソラニン」の歌を作った
【ASIAN KUNG-FU GENERATION】
『アジアン・カンフー・ジェネレーション』
通称『アジカン』
というバンドグループの「ソラニン」の歌もご紹介したいと思います。
また、このグループは人気のあるコンテンツ『THE FIRST TAKE』という動画に出て公の間に10年振りに「ソラニン」を披露してくれたのでご紹介しますね。
一発撮りな上に生声で歌っているのでそういう点でも注目して頂けると楽しめると思います♪
新・原作版
あらすじや感想でも申し上げた通り、「ソラニン」は原作が大ヒットし実写化されています。
今回は原作をオススメしたかったのですが、原作に忠実ということで映画のその後を描く漫画を強くオススメしたいと思っています。
各々のキャラクターはどのように生活しているのか、あまりいうと今作のネタバレに触れてしまうのでここでは概要を話すのを辞めます。
そこで、ショッピングサイトでソラニン全巻(全二巻)を買うより上記の新装版を買った方がかなりお得です🉐
何故かと言うと新装版は最初の単行本(全2巻)には未収録だった外伝、新規カラー、描き下ろしカットがあり尚且つ12年ぶりの描き下ろし新作エピソードが追加収録してるので圧倒的に新装版の方がお得です🉐
一応ですが、「ソラニン」Blu-rayもオススメさせて頂きます。
後でご説明させてもらうのですが「ソラニン」を無料で配信しているサイトは圧倒的に少ないです。
なのでたまに若い頃の泥臭い恋愛物語がみたい、昔バンドに憧れがあり夢に見たという人にはいつでも気軽に見れるように「ソラニン」Blu-rayいかがですか?オススメします😆
「ソラニン」無料で見る方法
「ソラニン」を見れる方法ですが、今のとこ現在1つしかありません。
それがU-NEXTです。
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